知っておきたい貸借対照表

「貸借対照表」とは、簡単にいうと「今現在お庖にどの位の資産があり、また負債を抱え、もともとの純資産がどのくらいであるのか」を示した表のことです。

棚卸資産とは “現金を寝かせている” 状態

美容室経営において特に注意が必要なのは、棚却資産です。棚卸資産とは、仕入れた商品のうち、未だ販売されていない商品や材料などの総額のことです。いわば「現金を商品や材料として寝かせている」ということができます。棚卸資産の圧縮は、流動資金である現金が増えることにつながり、円滑な資金繰りということにもつながってきます。

さまざまなお客様のニーズに応えようとするお店ほど、在庫が増えて棚却資産が増加しやすい傾向があります。そこで、棚卸しは毎月きちんと行ない、不良在庫はないかどうか、商品や材料の在庫数は適正かどうか、チェックしておく必要があります。

「水物」の適正使用量を記入しよう

粗利率を効果的に高める方法は、スタッフ全員で材料費を節約することです。特に「水物」といわれるパーマー液、カラー剤、シャンプー、トリートメント類の節約が最も効果的です。この取り組みが粗利率を上げ、かっ棚却資産を圧縮していくことに? ながります。

例えば、作りすぎて余ったカラー剤を何の気なしに捨てているケlスが非常に多いようですが、お客様ごとにカルテに適正使用グラム数を記入しておくと、材料の無駄使いを解消することができます。

 

ひとつの季節にさまざまなメニューを提案

お客様を上位却%、中位ω%、下位却%と三つに分類すると、シーズンごとの「OOキャンペーン」というようにひとつの企画で勝負していくということが、いかに不合理であるかに気がついていただけるのではないでしょうか。つまり、それぞれのターゲットごとに、同時進行で複数の企画を打つことが重要なのです。

さらに男性のお客様をタイプ別に分類して企画を打つこともできるため、これまでとは企画の考え方、企画の捉え方が大きく変わってくるはずです。

同様に、ゲストの悩みやタイプ別など、さまざまな切り口で企画を考えていくことができるようになります。お客様それぞれの好みや悩みを把握していないと、梅雨の時期ならストレートパlマや縮毛矯正、秋になったらカラlリングといった、「ワンシーズン、ワン企画」となってしまいがちです。しかし、お客様それぞれのタイプを理解していれば、ひとつの季節にさまざまなメニュー提案ができるようになります。

お客様のタイプ別の企画を進める際に、それぞれの企画をスタッフに振り分けて、計画から実行、結果のデータ集計までを担当させると、スタッフのモチベlシヨンアップに効果があります。

ここで大切なことは、スタッフにきちんと計画から、実行、結果デlタ集計までの「報告」「連絡」「相談」を義務づけること。もうひとつは、やりっぱなしにしないこと。きちんと反省ミーティングを行ない、次回の企画にフィードバックしていくことを忘れてはいけません。また、始めから完壁を求めすぎないように、楽しみながら行なうのも大切なポイントです。

この提案の目的は大きく五つあります。そのひとつは売上アップ。二つ目はスタッフの育成。三つ目はお庖のマンネリ打破と活性化による、お客様とスタッフへの刺激。四つ目がコミュニケーションアップ。五つ目が来期への企画の種まきということを目的としています。全員で楽しむというスタンスが企画の成功のポイントです。